いつの時代も、
建設は鳶に始まる。
江戸時代には「華の三職」として、大工・左官に並び数えられた鳶の職。
高所の足場を飛び回る鳶職人の姿には憧れの眼差しが向けられていました。
時代は令和。数々のテクノロジーが生まれ、建設工事も様々な進化を遂げましたが、鳶職人がどの業者よりも先に現場に現れ、足場を組み上げ高所へと向かい、見上げられる存在であることは今も変わりません。
AIやロボットにはない『人間力』で創り出す「0から1へのテクノロジー」を紹介します。
まちだの価値
■吊り足場・在来工法
単管・足場板・クランプ・チェーンを使用する昔ながらの工法です。
単管とクランプを使用するため自由度が高く、どのような形にも対応することができます。
しかし、最近のシステム足場と違い、すべてマニュアルで施工するため熟練の技術が必要となります。最近では在来工法を施工できる職人の数も減ってきています。
■吊り足場・クイックデッキ
足場の上に重量物を載せる必要のある主に橋梁工事で用いられる足場です。高いシステム強度を誇っており、最大吊りチェーンピッチ5m×5mが実現できるためタッチアップ作業が容易。先行床施工式の組立により、不安全作業を減らして安全性を高めつつ工期短縮も可能です。無隙間・無段差・吊元の少ない快適な作業空間で、生産性向上にも一役買っています。
■吊り足場・クイックデッキライト
軽量化したクイックデッキです。専用工具を使わず1人でも組立可能なため、工期をより短縮することが可能に。スタンダードなクイックデッキと比較すると最大積載荷重や跳ね出し量が異なるため、用途に応じて使い分けが必要ですが、2種のクイックデッキは接続が可能なため使い分けが容易。工事に応じてより柔軟に対応することができます。
■吊り足場・トビスライド
橋梁工事に特化して開発・設計されたシステム吊り足場です。専用に考えられた工法と少ない材料数により、設置および解体が容易で高い安全性と施工性、作業性を有しています。防護柵(朝顔)にプラットウォールが使用できるので美観を保つことができ、また、吊りチェーンのピッチを最大1829mm×3150mmまで飛ばせるのでタッチアップも容易です。
■吊り足場・SPパネル
薄い板状の材料で構成されたパネル足場です。橋梁工事等で建築限界等の問題があるときでも作業空間を確保することができます。また、パネルの預け金具の出代調整で高架橋のカーブや道路の幅員の変化に対応できたり、製品本体を防護柵(朝顔)として設置できたりなど優れた汎用性も強みです。受け金具がパネル設置のガイド材となるため位置決め・差し込みも容易で、組立時に身を乗り出す必要もないため落下の危険もありません。
■法面足場・マルチアングル
アンカー工事やボーリング工事での削孔機などを設置する機械構台や、乗り入れ構台用として使用する足場です。ハンマーだけで組立・解体ができるスピーディな工法で、構台作業床の外周には手すり・中さん・幅木が設置できます。各部材は人手による運搬ができるほど軽量かつ小型。
様々なベース部材を用意しており、地形に合った施工を行うことができます。
#02プラント足場
■次世代足場ネオ・ダーウィン
安全性や工事のしやすさ、部材の集積しやすさなどを追求した次世代足場です。
墜落を防止する「手摺先行工法」に対応しており、地震や台風の揺れに強い特長もあります。
従来足場が導入された当時は、作業員の平均身長が160cm前後と考えられていましたが、平均身長が170cmに伸び、安全靴・ヘルメットの着用も義務となった現代に合わせて、足場1層ごとの高さを180cmに設定。職人が作業しやすい足場として人気です。
■くさび緊結式足場
くさび部分をハンマーで打ち込んだ比較的簡単な構造の足場です。
現代足場のスタンダードといわれ、ハンマーのみで施工できるシンプルな施工ゆえの工期の早さと狭い敷地でも組み立てられる点が大きな強み。一般低層住宅から中高層建築物まで幅広く使われ、街中で見かける足場のほとんどがくさび緊結式足場です。
■単管足場
小規模工事や狭いビル間での足場として用いられる足場です。
複雑な形をした建築物やプラント構内にも対応する自由度の高さが特長で、規格が決まった足場では難しい足場と足場の隙間養生で使用されます。
工夫次第でいろいろ足場を組み立てることができます。
#03建築足場
■枠組足場
鳥居型の枠に布板を組み立て積み重ねていく足場です。
布板には600・900・1200mm幅があり、足場の高さや作業内容、躯体面と境界線との距離などによって使い分けます。高強度なため中高層建築物や支保工に用いられることが多く、公共工事では枠組足場を指定されることもあります。
■次世代足場ネオ・ダーウィン
■くさび緊結式足場
■図面作成
足場の全容把握や必要材料の算出、必要書類申請のため“仮設足場図面”を制作します。弊社は自社で様々な足場材料と職人を抱えて「材・工一式」で請け負うため知識と経験が豊富。複数の足場を組み合わせたハイブリッド工法などの技術提案が可能。設計スタッフと工事部との連携も強く、もし問題が発生しても迅速に対応ができます。また、図面が机上の空論とならないよう計画段階で職人がチェックを行うため、工事の段階で滞ったり工期が遅れたりすることのない作業性の高い図面が制作できます。
■構造検討書の作成
実際に組み立てた足場が積載した資材の影響で崩れないように、また、風が吹いた際に倒れないように計算を行います。足場の耐力基準は、作業員はもちろん近隣の住民の方々も安心して過ごせるよう、仮設工業会をはじめ様々な指針に則り計算を行っております。弊社では、仮設計画の中では難度の高いとされる吊り足場や支保工の計画だけでなく、構造検討書の作成まで一括して行いますので、修正等を迅速に行うことができます。
■現場調査への同行
工事の施工前に既設物と図面に相違がないか周辺の環境等を調査に行きます。図面に落とし込みお客様や職人とイメージを共有することで、施工時のトラブルや食い違いを回避します。
また、計画段階で施工が難しいと思われる部分を直接見ることで、問題解決のための手段をより具体的に考えることができ、仮設足場図面作成も迅速化することができます。
■BIM/CIMモデルの作成
材料の施工方法や金額等のデータを含んだ3次元モデル(通称BIM/CIMモデル)を作成します。BIM/CIMモデルがあれば、従来なら熟練工にしかできなかった場所でも施工でき、積算も容易になる利点があります。
■道路使用・占用の申請代行
工事で管轄の役所や警察署に許可取りが必要な場合、その申請に必要な書類の準備や計画図の作成、申請作業まで代行します。狭小地等でやむを得ず公道に足場を設置したままにしたり、荷降ろしの際に公道を一時的に封鎖したりなど、作業中に許可が必要なケースは多くありますが、いずれの申請にも対応します。
■機械等設置届の申請代行
高さ10m以上かつ60日以上の足場設置時に必要な、労働基準監督署への申請を代行します。
仮設足場図面・構造検討書・必要書類の作成から申請まで一式で代行可能なので、安心してご依頼いただくことができます。
■仮設安全管理者パトロール
労働安全衛生規則に則り、足場の組立時や組立完了時など現場確認をします。
パトロールは全国仮設安全事業協同組合の仮設安全管理者の資格を有する自社スタッフが実施。
図面通りに組まれているかの確認や危険箇所の指摘など専門的な観点から点検します。